代表者ご挨拶

代表者ご挨拶

 日本のスピントロニクス分野の研究者コミュニティは、日本学術会議「マスタープラン2014」重点大型計画に応募し、多数(全分野で224件)の応募の中から2014年3月に採択されました。さらにこの重点大型計画27件を対象に文科省で審査があり、われわれのスピントロニクス分野の提案を含む10件が「学術研究の大型プロジェクト-ロードマップ2014」に採択されました(2014年8月末に決定)。このことは、スピントロニクス分野における日本の研究者および研究グループは世界的に活躍し重要な貢献をしており、この分野が基礎科学および工学や産業の発展にとって非常に重要であることが認識された結果であると思っております。本事業では、「スピントロニクス学術連携研究教育センター」を拠点大学(東京大学、東北大学、大阪大学、慶應大学)に設置し、主要大学、国研、関連企業をはじめとする国内有力研究機関を結ぶネットワーク拠点とする計画です。組織間の連携により、日本の研究力、産業競争力を高め、技術革新を起こすと同時に、次世代を担う研究者や技術者を育成することを目的としています。

 4拠点大学では、日本学術会議「マスタープラン2014」重点大型計画および文部科学省「学術研究の大型プロジェクト-ロードマップ2014」に採択された計画を進めるために、かねてより概算要求を行っておりましたが、幸いにこれが認められ、平成28年度から「スピントロニクス学術研究基盤と連携ネットワーク(Spintronics Research Network of Japan, Spin-RNJ)」拠点の整備が開始され、東京大学、東北大学、大阪大学、慶應大学の4拠点大学に「スピントロニクス学術連携研究教育センター(Center for Spintronics Research Network, CSRN)」が正式に発足することになりました。

 「スピントロニクス学術研究基盤と連携ネットワーク拠点」および「スピントロニクス学術連携研究教育センター」の発足を機に、2016年5月19日(木)東京大学・本郷/弥生キャンパス武田ホールにてキックオフシンポジウムを開催いたしました(http://www.cryst.t.u-tokyo.ac.jp/SpintronicsCenter/)。キックオフシンポジウムでは、本拠点の趣旨をご説明するとともに、各拠点大学や日本の代表的な研究機関の研究者の方々から、スピントロニクス研究の最新の状況を講演していただきました。

 今後とも「スピントロニクス学術研究基盤と連携ネットワーク拠点」および「スピントロニクス学術連携研究教育センター」へのご指導・ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

2016年(平成28年)5月

田中 雅明

田中 雅明
東京大学 大学院工学系研究科 教授
スピントロニクス学術連携研究教育センター長

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